米国ミネソタ大学バーアンダーソン教授らが、 オンライン版の“International Journal of Behavioral Nutrition and Physical Activity" に発表した研究によると、1日5時間以上テレビを見ている高校生は、 5年後にスナック菓子、ファストフード、揚げ物、糖分の多いジュース、 トランス脂肪酸などの食物をより多く摂取していることがわかりました。 この研究は平均年齢13歳の中学生564人と、 平均年齢16歳の高校生グループ1366人を対象に行われ、 中学生の47.9%、高校生の 48.6%が、毎日2時間~5時間テレビを見ており、 中学生の20.9%、高校生の15.8%がさらに長時間、テレビの前で過ごしていることがわかりました。 対象となった子供たちの5年後の食生活や健康状態を調べた結果、 テレビをより多く見ていた子供たちは、そうでない子供たちに比べて 以下のような悪い食習慣にさらされてしまっていることがわかりました。 ①高カロリーを摂取している。 ②果物の摂取量が少ない。 ③麦芽の摂取量が少ない。 ④カルシウムの摂取量が少ない。 ⑤トランス脂肪酸の摂取量が多い。 ⑥加糖した飲み物を摂取する量が多い。 ⑦揚げ物の摂取量が多い。 ⑧ファストフード店での食事の回数が多い。 今回の調査では、テレビを見ている時間とテレビゲームをしている時間は 区別できませんでした。 研究者らは、テレビCMと、食習慣の関係に着目し、 「若者たちは、体に悪いと知りながらも、 結局、CMで紹介している食べ物を選んでしまう傾向がある」と述べています。 さらに「子供の頃テレビをよく見ると、 大人になってからもテレビをさらにもっと見続けてしまい、 不健康な食べ物のCMにさらされてしまうことになるのです」と主張します。 またテレビを見ながら食事をすることで、気が散ってしまい、 つい食べ過ぎてしまったり、満腹感を感じずに満足できなくなって、 食べ過ぎることも考えられます。 最後に結論として、選択は2つ。テレビを見る時間を短くするか、 体にいい食べ物のCMしか放送しないかだと主張しています。 #
by womanhealth-lab4
| 2009-10-11 11:58
もう3年ぐらい前に、アメリカのマウスを使った研究で、コーヒーには、UVB波という皮膚の表皮細胞にメラニンを発生させ、皮膚がんを起こすもとになるがん化した細胞を、自然に死滅させる(アポトーシス)ため、皮膚がんを予防するという研究が発表されていました。
コーヒーに含まれるカフェインに、がん化した細胞をアポトーシスさせる作用があるそうで、紅茶や緑茶にも同じ効果があり、さらに飲むだけでなく、直接皮膚に塗っても、アポトーシスを起こす数が数倍になるということ。 このため、最近では、緑茶成分入りの美容液なども販売されています。 2月28日のフランスのテレビニュースで、この研究が取り上げられて、タバコを吸いながらコーヒーを飲む女性の姿を撮影していました。 う~ん、コーヒーは、いいかもしれませんが、タバコはダメですね。絶対に肌に良くない。 ニュースでは、カフェでコーヒーを頼む時に、「皮膚がん予防のために」ということで、保険証を提示するギャグで締めくくられていました。 #
by womanhealth-lab4
| 2009-03-04 03:09
アメリカ国立眼研究所の研究チームによって、卵やほうれん草に含まれる成分が加齢性黄斑変性の予防に効果があることが明らかになりました。加齢性黄斑変性は、アメリカ人のうち120万人がかかっていると考えられており、特に65歳以上の高齢者に多く、中途失明の最大の原因となっている眼の病気です。
今回研究チームが効果のあることを発見した栄養素は、卵やほうれん草に含まれるカロチノイドのルテインと、ゼアキサンチンでした。この2つの栄養素は、緑黄野菜や果物に多く含まれている成分です。研究チームは、4,519人の高齢者(研究開始時点で60~80歳)を対象に、6年間調査を実施しました。 その結果、ルテインとゼアキサンチンを多く含む、卵やほうれん草などの食物の摂取量が多かった上位20%の人たちは、摂取量が下位の20%の人たちに比べて、加齢性黄斑変性の進み具合が35%も少なかったことがわかりました。ちなみに、このルテインとゼアキサンチンが多く含まれる食物の代表は卵、ほうれん草、ケール、ロメインレタス、ズッキーニ、コーン、芽キャベツなどがあります。 (Archives of Ophthalmology 2007年9月号) #
by womanhealth-lab4
| 2008-12-04 09:58
ショウガは脂っこさや生臭さを消して、料理の後味をスッキリと整えてくれる
口直しにぴったりの食材です。 すりおろして冷奴、湯豆腐、アジやカツオのたたきに添えたり、 天つゆやそばつゆの薬味にしたり、甘酢に漬けて寿司のガリや 焼き魚の付け合せにしたり、スライスして肉や魚と一緒に煮たりと、 料理のバリエーションも豊富。 ショウガを炭酸と割ったジンジャー・エール、クッキーやケーキなど、 スイーツとしてもしっかり定着しています。 漢方でも「ショウキョウ」と呼ばれ、血行促進、食欲増進、 発汗・代謝促進、咳止め、解熱、鼻づまり、冷え性、神経痛などに利用されています。 このようにさまざまな形で、私たちの体にいい効果をもたらしてくれるショウガ。 ショウガの成分について研究が進み、最近では、ショウガの辛味成分に、肥満を予防したり、血糖値を下げたりする成分があることがわかってきました。 ショウガの主な辛味成分は、ジンゲロール、ジンゲロン、ショウガオール。生のショウガに含まれるジンゲオールを、加熱したり乾燥させるとショウガオールに変わります。 生のショウガに含まれるジンゲロールには、食べ過ぎや運動不足、加齢による基礎代謝の低下などで、脂肪細胞が肥大化し、悪玉の脂肪細胞に変わろうとするときに、細胞を分化して、善玉の小さな脂肪細胞を増やし、太りにくい体を保つ働きが期待されているのです。 ショウガには、アンチエイジングに効くホルモンとして注目され、脂肪燃焼を促進する“代謝改善ホルモン”のアディポネクチンを増やす可能性についても研究が進んでいます。 加熱・乾燥させたショウガオールには、アディポネクチンを増やすスイッチをオンにする PPARγの働きを促進することが、細胞レベルの研究で明らかになりつつあり、 研究者の注目が集まっています。 PPARγとは、善玉の脂肪細胞を増やす力を持つタンパク質で、ショウガオールはこのPPARγと結合して、PPARγを活発に働かせて、善玉の脂肪細胞を増やし、そこから“代謝改善ホルモン”であるアディポネクチンの分泌を促進する可能性があるのです。 美肌や女性らしい体のラインを保つ女性ホルモンや、 若さや活力を失わないための成長ホルモンは、加齢とともにその分泌が減ってしまいます。 「お腹まわりが気になりだした」「運動してもやせない」など、 ちょっとした体の変化に気づき始める40歳を過ぎたころから、 薬味や口直しや臭み消しなど、「縁の下の力持ち」として大活躍してくれるショウガを、 無理なく毎日少しずつ献立に取り入れて、エイジングに負けない体をつくりましょう。 #
by womanhealth-lab4
| 2008-09-07 15:33
旬ギリギリのグリンピースのパスタです。
パンパンに大きくなったグリンピースをたくさん使って、 10分でできるパスタを作成しました。 ①パスタをゆでる。グリンピースも固めにゆでる。 ②トマト、黄色いピーマン、鶏もも肉は一口大に切る。 ③エビを加えてオリーブオイルを敷いたフライパンで②を炒める。 塩コショウケチャップなどで味を調える。 ④ゆでたグリンピースの鞘をはずしておく。 ⑤茹で上がったスパゲティと松の実をフライパンに入れてざっくり混ぜてソースをからませる。 ⑥盛り付けたらグリンピースを飾る。 簡単でおいしい。トマトは完熟を。分量は好みに合わせて下さい。 #
by womanhealth-lab4
| 2008-06-19 17:26
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